安井幼稚園絵画指導 年中さん〜お父さんを描こう〜


お父さんを描くのに絵の具三色(白、黄色、茶色)を用意しました。
まずこの三色からスタートです。今回は茶色にしましたが、赤か朱でもかまわないとおもいます。



茶色より赤や朱の方が鮮やかな肌色になります。注意することは、三色全部を混ぜきってしまわないことです。この色で、まず鼻からスタートです。これは足し算のように描き進めていけるという方法です。色や形がちがうと思えばその上に別な色でいくらでも描き直していけばよいとアドバイスしました。



この三色以外の色を出すタイミングは、鼻、目、口などが画面に登場し、しかしまだ目などはきちんと描けていないころがいいとおもいます。子どもが目や髪の毛の色が欲しいとおもうころということです。出す色は、青、ピンク、緑などどの色でも結構です。髪の毛や黒目を絵の具の黒と決めつけてしまうことはできればさけたいものです。



混色して色を出してくれればとおもうのですが、この子たちはまだ何色と何色を混ぜたらどんな色ができるのかを理解していません。偶然に絵の具が混ざり合いできた色を発見するということでいいような気がします。現実に子どもたちは「紫ができた」などと発言しています。



混色について少し書いておきます。

〜基本的なもの〜

○橙=赤+黄 *黄色が多めのほうがオレンジ色らしくなります
○緑=青+黄 *黄色が多めのほうが緑らしくなります
○紫=赤+青 *混色ではきれいな紫はできません。暗い紫になってしまいます

〜人を描くとき〜

○肌色 赤+黄+白 *赤は少なめ、白は多め。黄土も有効
○肌色の陰色 肌色に緑を少し混ぜる。黄緑なら肌色を塗った上にそのまま使ってもきれいです
○髪の毛(黒を使わずに作るとしたら)
 赤+青(または緑)+黄。 焦茶+青(または緑)など 




子どもたちのお父さんはひとり一人みんな違います。絵もみんな違っていていいはずです。子どもたちが素直に描いた自由な作品を楽しませてもらっています。




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Mさん宅出張アトリエ 〜ゆりの写生、ガラス花器に挑戦〜


お部屋に伺うと私の背丈ほどもあろうかというほどのゆりの花が目に飛び込んできました。いつものようにMさんがお家で育てられたそうです。午前の陽のさす空間で、みなさんスケッチブックを手に写生をはじめられました。



Dさんは、色の研究をしたいといろとりどりのガラス花器に挑戦です。アクリル絵の具でどんどん進められます。



今回のモチーフ、ゆりは、まだ完成には至りませんでしたが、お家で描いてこられた作品も一緒に貼り出されています。講評の際、作品を貼り出すこのボードもMさんの手作りです。


ドクダミを描いてこられたYさんの二作品です。



花器にさしたものを透明水彩絵の具で写生された作品です。
白い花や葉っぱに濃淡を生かして清涼感あふれる作品になりました。



そして、この作品は「ウソを描きました」とご本人の弁。
右上方向へ伸びる長いのはほんとはなかったそうです。写生された絵が寂しいということで、あとで描き加えられました。そういう自由な感覚、自分の心の声を正直に受けとめる制作はすばらしいとおもいます。ただ、それを絵にしようというときには造形的な配慮も必要です。例えば、中央の葉っぱが狭い空間に詰め込んだ感じになってしまいました。少し重ねあわせるとか、枚数を減らすとかの配慮があればもっと美しい関係ができたとおもいます。



Dさんは、トケイソウを仕上げてこられました。
「うまいこといかへん」とおっしゃるのですが、花とつぼみがとてもよく描けています。悩んだり、もがいたりされたのかもしれませんが、真正面から取り組まれたのでしょうね。よく観察された捉え方がストレートに伝わってきます。



ガラスは透明に描こうと思い込むとかえって透明感を逃すことにもなりかねません。やはりしっかりとした観察が大切です。特にガラスの特徴がよく見える箇所をみつけることです。よく探してみると、花器の口、肩、底あたりに強い調子と形が見えてきませんか。こちらから向こう側へ回り込んでいくところなどには強く暗い調子が小さな形で見え隠れしています。それを逃さず捕まえればこっちのものです。波打った口の形にリズムも感じられる作品になりましたね。


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弥勒菩薩半跏思惟像模写と北海道風景


この作品は一般教室Sさんが4号キャンバスに描かれた油彩による模写です。
有名な広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつ はんかしい ぞう)の写真コピーをみて制作されました。

普段私(侑胤)は、生徒さんの作品にはあまり手出しはしないのですが、Sさんがお顔の表情を描くのに困っておられたので少し手を入れさせてもらいました。こんなふうにやってみたらどうですかと、ちょっと描くだけのつもりが、これが楽しくて、というか気持ちがすう〜っと入り込んでしまって手が止まらなくなったのです。もちろん私の絵ではないので「じゃ、あとはもう少しがんばってください」と筆をSさんに渡したのですが、いったいどれくらいの時間描いていたのか自分でわからないのです。
Sさんはいったいどんな気持ちで描いておられたのでしょうか。
「無の境地で描きました(笑)」というSさんは照れながらも「とても機嫌よく描けました」とも。

国宝級の仏像などもやはり少しずつ壊れていくそうで作られたそのままというわけではなく、修復の手がはいってきます。弥勒菩薩のお顔もごく最近に作られた?ものだそうですが、たとえその写真コピーであってもこれほどに「人を癒してくださる」のでしょうか。
私は自分の作品制作において気づけなかったことを菩薩さまに教えてもらえたような気がしています。

仏像に関してのおもしろいHPがありました。仏像net

そして、次の作品はSさんの故郷、北海道の風景です。
ご自分で撮られた写真からあっという間に油彩作品が完成しました。





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児童教室 〜あじさい、ハイビスカスを描きました〜


6月にはいると家の近所のお庭にもきれいなあじさいが咲きだします。
この季節になると私はいつも児童教室のみんなにあじさいを描いてほしいと思うのです。
もうひとつのお花はハイビスカス。どちらかを選んで、背景には6月のイメージを自由に取り入れて描いてもらいました。(やすこ)



児童教室はいつも元気いっぱいです。



妹おもいのDちゃん(小2)は、年少さんのKちゃんにいつも声をかけています。

約1時間半で制作した子どもたちの作品です。













あじさいと言えばやはりカタツムリを思い浮べる子が多いようですね。
Nくん(小1)はカエルが大好きです。
Cちゃん(小1)は南国の海を思い浮べたようです。砂浜にパラソル。ジュースがひとつ。
Mちゃん(小6)は見たそのままを描きたい年頃になってきました。
みんなそれぞれ成長中です。


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能勢まゆ子の児童教室 〜夏は花火!夜空に広がる光の粒〜


毎日雨でジトジトですが、それでもすでに夏の気配を感じますね。
夏と言えばやっぱり、花火です!
青暗い夏の夜空に大きく次々と広がる、光の粒はとても美しいですね。



今回は、黒い画用紙に、色とりどりにクレヨンで自分のイメージする大きな花火を描いてもらいました。
そして仕上げは・・・、よくプリンなどに付いているプラスチックスプーンと小さいジュースのパックのミニストロー!ストローの先に白や黄色などの明るめの絵の具をつけて、スプーンの端でストローを弾いて絵の具をはねとばし、キラキラの光の粒を表現してもらいました。



絵の具をはねとばすという、コントロール仕切れない偶然の効果はとてもおもしろいものができます。
出来上がったみんなの作品は、まるで宇宙空間のようになりました。








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安井幼稚園絵画指導 年長さん 〜あじさいを描こう〜


年長さんになって初めての写生のモチーフはあじさいでした。
あじさいは細かな花(正確には、一般に花びらに見えるものは装飾花で、ガクだそうです)がたくさんついているので、集中力をとぎらすことなく描いてくれるか多少不安もありましたが、こちらの心配をよそに、子どもたちはそれぞれしっかり描いてくれました。
たのしい作品がたくさんできましたのでご紹介します。









花と葉っぱだけを描くのではなく、花が茎からひとつずつ出ている様子を細かく描いているこの作品は、一見あじさいらしく見えないかもしれませんが、よく観察できたことを褒めてあげたいものです。






大切なのはよく観察するということです。そして、みえたまま、感じたまま描けばいいのです。しかし、これがとても難しいことなので、ものの形をどのように捉えればいいかという手助けが必要です。
具体的に言いますと、あじさいの場合は花(ガク)を見つけて分解し、その成り立ちをみていき、それぞれの形を、丸、三角、四角という基本形と照らし合わせてみます。
ひとつの花を分解して見てみると、中心の花(本物の)とガクが4枚(中には3枚や5枚のもありました)でできていることが確認できます。
中心の花は小さな丸で、ガクは四角いような丸いようなということがわかります。
そして、それらがどのようにくっついているかに注意します。

ここまで理解できればあとは描けばいいのですが、その前に描く順番に注意すると描きやすくなります。

まず最初に中心の花を小さな丸で描きます。
次に先に描いた花からガクの中心線を四方に4本引きます。
最後に花びらを丸みをおびた四角で描きます。
これをたくさん繰り返していくと大きなあじさいに。
輪郭線から描くよりも、ものの中心を見つけ、そこから描いていくほうが楽に描けます。

もちろんよく観察すると三角に見えるものもあるでしょうし、もっと複雑なさまざまな形が発見できることでしょう。

















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| 幼児美術教育 | 19:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
児童教室 〜利き腕じゃない手で手を描こう〜


利き手じゃない方の手を黒ボールペンで描きました。
長い時間をかけて描くのではなく、短い時間で対象の特徴を捉えるクロッキーです。
クロッキーにもさまざまな描き方がありますが、今回はできるだけゆっくりとした線だけで、陰影はつけずにやりました。間違えたと思っても気にせず描き進めます。



はじめにいつもとはちょっと違う今日の課題についてお話しをしました。
Aちゃん(小6)が、「これは練習?じゃあ、本番はあるの?」とたずねてきました。
「今日の絵は、例えばマラソンするために普段ランニングなどのトレーニングをするのと同じようなことよ。」と能勢先生が説明しました。
すると子どもたちは納得したのかすぐに描き始めました。
3年生以上の課題でしたが、1本の線を引くのにとても集中しています。



Mちゃん(小5)は、「う〜ん、こんなんとちがう。もう1回」と何回も描いていました。



Kくん(小4)初めて描く左手の絵に真剣な顔で取り組んでいました。



Yちゃん(小4)は、いいバランスの手が描けて満足そうでした。


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| 児童教室 | 20:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
第41回 日展大分展 のお知らせ


第41回日展大分展が、大分県立芸術会館で開催されます。今年度最後の会場です。
私(片山侑胤)も第1科日本画に出品しております。
お出かけの際にはぜひご高覧くださいますようご案内申し上げます。


会期   平成22年7月8日(木)〜平成22年8月8日(日)

     休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は開館。翌日が休館)

開館時間 金曜日は午後8時まで(入館は午後7時30分まで)
     ※初日7月8日は10時から一般公開
     
会場    大分県立芸術会館 (大分市牧緑町1-61)
     Tel. 097-552-0077
          
入場料  一般:当日券1,200円 (前売券・団体1,000円)
     高大生:当日券1,000円 (前売券・団体800円)
     小中生:無料
     ※団体は20名以上
     ※以下の方は無料
      ・毎週土曜日の高校生等の観覧
      ・県内高等学校等の教育課程に基づく教育活動としての観覧(要事前申込)
      ・身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた方とその付添いの方1名
      ・児童福祉施設等入所者及び引率者の教育、訓練、更生等のための観覧(要事前承認)
   

「翠(みどり)」 F150号(部分)

昨年の春から取り組んでいる雲竜柳がモチーフです。
しだれ柳のように枝が垂れ下がるのではなく、天にとどけとばかりに枝を伸ばしはするものの、つかみ損ねて彷徨うようなさまがおろかしく、おかしくもあります。でも、なんといっても冷たい空気の中に葉のみどりが美しく、ただそれを描きたかっただけのような気もします。
この作品は、日展全国の会場(東京をかわきりに京都、名古屋、大阪、福岡、金沢、大分の順)に展示されることになりましたので、お近くの会場でご高覧いただけると幸いです。



東京本展、京都展、東海展、大阪展、福岡展、金沢展は終了しました。
| おしらせ | 06:31 | comments(2) | trackbacks(0) |
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